グリアメンズクリニックの再生医療
再生医療メニュー
ED・AGA治療の新たな選択肢

幹細胞培養上清液とエクソソームとは?

正確にはエクソソームと幹細胞培養上清液は異なります。幹細胞培養上清液は幹細胞を培養する際に放出される成分の混合物(抗炎症のサイトカイン等が豊富に存在します)で、その中にエクソソームも含まれます。エクソソームは細胞が放出する小胞子です。

エクソソームの作用機序とは?

エクソソームは脂質二重膜の小さなカプセルで、成長因子、マイクロRNA、メッセンジャーRNA、各種サイトカインが含まれています。エクソソームは幹細胞から分泌され、血流に乗って傷害部位に運ばれます(ホーミング効果)。そこで炎症を抑え、代謝を改善し、壊れた組織の修復と再生を行います(パラクライン効果)図参照)。

エクソソーム(由来別)の得意分野?(得意分野はオーバーラップし、今後の研究で得意領域は変わる可能性あり)

  • 歯髄由来:神経・骨・軟骨の修復。リウマチなどの自己免疫疾患に有効。
  • 脂肪由来:皮膚・毛髪に働くメッセンジャーRNAが豊富。
  • 臍帯由来:心臓などの循環器系に効果が高い。メッセンジャーRNAが豊富。
  • 骨髄由来:他の由来の幹細胞と比較して細胞活性物質が多く、骨・軟骨形成(関節)や皮膚、血管、毛髪への有用なタンパク質の分泌が優位。

幹細胞上清液エクソソームの種類 世界の状況(幹細胞由来別の治験数)

出展:World Global Status of MSC Clinical Trail 2015

骨髄由来幹細胞培養上清液の特徴

  • 他の由来幹細胞と比較して生理活性物質(サイトカイン等)が多い。
  • 世界的に多くの治験・臨床研究が実施されておりエビデンスが高い。
  • 安全性、選定したエクソソームは無細胞(細胞フリー)、ウシタンパクゼロ
  • ウイルス・細菌フリーの安全性の高い上清液。

当院ではKINTARO細胞を用いた骨髄由来幹細胞上清液治療を提供しています。

「KINTARO細胞」(金太郎細胞®)は、骨髄由来間葉系幹細胞の中でも希少な非造血幹細胞(CD34-*)を使用するため、様々な細胞に分化することが可能です。さらに、アメリカ食品医薬品局(FDA)の適正基準GMP(Good Manufacturing Practice)で承認された培養液を使用しているので、培養に関しても国際基準に適合したプロセスで行われています。

 

*CD34− 非造血幹細胞由来のエクソソームは、免疫反応を引き起こしにくいため、拒絶反応のリスクを低減でき安全性が高い。また、さまざまな細胞に分化することができ、心血管疾患、神経疾患、骨疾患など、幅広い疾患領域に利用できることから、今後の医療においてますます注目される存在。

KINTARO細胞の安全性と副作用について。詳しくは院長へご相談ください。
当院における骨髄幹細胞および他の幹細胞由来培養上清液エクソソームのEDとAGA治療のイメージ

*当院では骨髄幹細胞培養上清液エクソソーム以外に、他の幹細胞由来エクソソームもご要望に合わせ投与可能です。

当院では骨髄以外に、歯髄・脂肪・臍帯の三種の混合エクソソームもご用意しています。

当院ではご要望に応じ、骨髄幹細胞以外の幹細胞の混合製剤もステムリンク社から導入しています。
国内の培養研究所にて、技術の高い熟練の培養士のもと、幹細胞を培養し、100%国産品質の培養上清を安定供給します。培養上清は、日本国内の研究施設の厳密に管理された高清浄度(クラス10,000)のクリーンルームにて培養、回収、分注まで一貫して行っているエクソソームです。
金太郎細胞同様、検査基準をクリアした健康的なドナーの幹細胞のみを使用し、製造ロット毎に検査に合格したもののみ使用しています。

詳しい治療法はこちらへ