テストステロン補充療法(Testosterone Replacement Therapy、TRT)は、体内のテストステロン(男性ホルモン)レベルが低い男性に対して行われる治療法です。低テストステロン症や男性の更年期障害と言われているLOH症候群((Late-Onset Hypogonadism、加齢性性腺機能低下症)などの症状を改善することを目的としています。
テストステロン補充療法(TRT)とは
テストステロンの役割
筋肉量や筋力維持、骨密度維持、性欲維持、精子生産、赤血球生成、気分やエネルギーレベルの調整等
低テストステロン症の症状
性欲低下、ED症状、精力減退、筋力低下、骨密度の低下、鬱症状、気分不安定、疲労感、体脂肪の増加等
テストステロン補充療法(TRT)の方法
- 注射:テストステロンを筋肉に注射します。通常は1〜2週間ごとに行います。
- ジェル:テストステロン含むジェルを皮膚(吸収率が一番高い陰嚢部皮膚)に塗布します(基本、毎日)。
TRTを受ける際には、定期的な血液検査を行い、テストステロンレベル、赤血球数、肝機能、前立腺特異抗原(PSA)などをチェックします。
特に定期健康診断、人間ドッグ等でPSA値に異常値の無い方に当院でも下記のジェルを処方します。
当院では、日本メンズヘルス学会テストステロン治療認定医が学会から入手できる有効性安全性の高い特殊なジェル(5%テストステロンジェル、1フォーミュラ®)を処方します。 ご気軽にご相談ください。
TRTは、低テストステロン症による症状を改善するための有効な治療法ですが、適切な監視と医師の指導の下で行うことが重要です。
治療を開始する前に、利点とリスクを十分に理解し、医師と相談することが推奨されます。