銀座/有楽町のED/AGA/再生医療、グリアメンズクリニック東京院長の加藤です。
シアリスは通常20mgが標準的な用量であるが、5mgに相当するタダラフィル(商品名ザルティア)は、突然、前立腺肥大に伴う排尿障害改善薬に変身する。同じタダラフィルという薬剤でも用量が1/4となるとまったくことなる疾患の適応となる現象は面白い。これは先のブログで記したようにバイアグラ(シルデナフィル)の肺高血圧症への適応と同様、製薬医学の奥深いところとも言える。翻って、近代の医学教育では、臓器別に診断学や治療学を学ぶが、製薬医学では同じ薬剤であっても、用量・用法が変わると全く異なる疾患や臓器への作用を持つ薬剤も偶然発見することもあり、医学教育の限界を経験することもある。