銀座/有楽町のED/AGA/再生医療、グリアメンズクリニック東京の院長加藤です。
日々の外来診察で、勃起完成までのプロセスを説明する時間は、正直、ない。一方、勃起までのカスケーデイングはあまりに複雑で、絵がないとなかなか説明できない。図のように、左上の性的刺激がトリガーで始まり、双六(すごろく)ゲームのように、上りが血管(陰茎深動脈の)拡張というのが最後。非常に興味深いのが、血管内皮細胞内で起こっていることで、NO(一酸化窒素)が絶対的に必要になることだ。一酸化窒素というと排ガス?を思い浮かべる方もいるが、その通り。これを発見したルイス・J・イグナロ博士は1941年ニューヨーク生まれの薬学博士。1980年代初頭にこのNOが血管拡張させる作用を発見。医師はイグナロ博士には足を向けて寝られない(笑)。
